O’Reillyが表紙に描く「絶滅危惧種」ポートレートが期間限定で銀座に登場
東京は銀座・数寄屋橋交差点にあるGinza Sony Parkでは、2025年初頭のリニューアルオープンにあたり、11月から毎週ビルの壁に絶滅危惧種の動物の特大ポスター掲出キャンペーンを実施している。
コンクリートのビル駆体を覆うグリッド状のステンレスフレームに飾られる、モノクロームの印象的なポートレート。既に掲出期間が終了しているものもあるが、引き続き12月9日まで楽しむことができる。
■掲出スケジュール
・11月4日〜11月9日:ユキヒョウ
・11月10日〜11月15日:ケープペンギン
・11月16日〜11月21日:セイウチ
・11月22日〜11月27日:タスマニアデビル
・11月28日〜12月3日:ガラパゴスイグアナ
・12月4日〜12月9日:グレビーシマウマ
壁面にはQRコードも同時掲出され、関連特設サイトに飛ぶことができる。
このGinza Sony Park「絶滅危惧種」キャンペーンは、O’Reilly書籍の表紙にインスパイアされ実現したものだ。1978年の創設以来、世界中のエンジニアたちに愛されているO’Reillyのコンピュータプログラミング書籍は、さまざまな動物が表紙を飾っているが、その多くには絶滅の危機に瀕した動物が描かれている。
今回のキャンペーンに対して、Tim O’Reilly氏も特別にメッセージを寄せている。
「コンピュータプログラミングに関するO’Reillyの書籍の表紙は、出版界でも特徴のあるブランドのひとつとして知られています。これは、自然がもたらす予期せぬ経済的影響の一例にすぎません。絶滅危惧種を失うたびに、私たちは自然遺産の豊かさだけでなくその文化的・経済的価値も失ってしまいます。O’Reillyの表紙に描かれている多くは19世紀の版画によるもので、当時は豊かに生息していた動物たちです。しかしながら、昨今の環境破壊、狩猟、密猟、人間と動物の衝突、違法な野生生物取引といった要因により、100年前には豊富だった多くの種が絶滅の危機に直面しています。O’Reillyとして書籍の表紙に動物を描くことは、動物たちが直面している課題への関心、認知を高める一助になると思っています」
Tim O’Reilly(O’Reilly Media創業者兼CEO)
銀座界隈にお出かけの際は、少し視線を上に上げて、絶滅危惧種動物を探してみよう。
■Sony Parkウェブサイト
https://www.sonypark.com/ginza/039/